インフルエンザと風邪

更新日:2019年10月19日



この度、台風19号で被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

被災された皆さまが、一日も早く日常生活に戻ることができますようお祈りいたします。


台風当日は当店も休業し、ご予約の方々には他日にお振り替えいただきました。

この辺りの地区は幸いにも大きな被害なく済みましたが、野川の水位も高まっていたようで、不安な思いをされた方も多かったことと思います。


それにしても今回の台風は、秋までさらっていってしまったのか、急にぐっと冷えるようになりました。

夜になると、冬さながらで、秋物のコートではもう寒いくらいです。

こうなってくると、流行り出すのが「インフルエンザ」ですね。


でも、過剰な心配はいりません!

今日は整体の視点からインフルエンザと風邪について書いてみようと思います。


インフルエンザ予防接種・マスク・うがい・手洗い・・・

冬になると、インフルエンザ対策をするよう、あちこちで呼びかけがあります。

しかし、上記4つをすべてしても、完璧に防ぐことはできませんよね。

かかるときには、どうしたってかかります。


それもそのはず、整体では、インフルエンザや風邪は「体にその必要があればひくもの」だと考えています。

つまり、同じインフルエンザウイルスを持った人がいる空間にいても、「体にその必要がなければ」ならないし、「必要があれば」移るのです。


その必要があるって、どういうことでしょう。

端的に言えば、体に偏り疲労が蓄積しているときです。

偏り疲労とは、文字通り、体でどこかの部分に極端に疲労が蓄積されている状態です。


人は、満遍なく体を使うことはできません。

よく使うところと、あまり使わないところがあるのです。


例えば、デスクワークなら目や首、肩が疲れますし、立ち仕事なら足や腰が疲労します。

また体の使い方にも癖があり、頭ばかり使う人、体の片側ばかり使う人、胃腸が疲れやすい人・・・様々です。


でも、有難いことに、体は毎時修復作業を行ってくれています。

だから、特定の部分を沢山使って疲労しても、明日もまた問題なく使えるのです。


ところが、その疲労が長く続き、度合いが強くなると、日々の修復では追い付かないということがあります。体が疲弊し、免疫力が低下している状態です。

そうしたときに、インフルエンザや風邪にかかるのです。


ウイルスが体内に侵入し増殖が始まると、体はウイルス退治に乗り出します。

ウイルスは38度以上の熱に弱いため、脳は体温を上げるよう指令を出します。

ウイルスを実際に攻撃するのは、白血球の一種であるリンパ球という細胞です。

発熱した状態は、リンパ球にとって戦いやすい環境となり、リンパ球は他の細胞と連携しながらウイルスを退治します。


発熱すると、細胞の働きが活発になり治癒力が高まるため、ウイルスの退治だけでなく、体全体の調子が同時に良くなっていきます。

だから、人はその必要があるときに「風邪を利用して」体を治しているようなものです。


だから、体の調子が悪いときにはむしろ、「積極的にインフルエンザもらってきてください!」と言い、風邪をひいたと聞けば、「おめでとうございます!」と言いたいくらいなのです、実のところ。笑


ちなみに、インフルエンザとは、いかにも強そうな名前ですが、日本語では「流行性感冒」と言います。

感冒は風邪のことなので、流行性の風邪ということです。

インフルエンザは、感染力の強いウイルスであるために移りやすい、比較的高熱が出やすいという特徴はありますが、整体の視点から言えば、インフルエンザも風邪も体にとっては同じようなものです。


体の状態が良ければ、インフルエンザでも軽症で済むこともありますし、逆に体の状態が悪ければ、普通の風邪で亡くなる方もいます。

妊婦さんや高齢者の方など、慎重に対処が必要な場合もありますが、基本的にはインフルエンザだからと言って、風邪よりも余分に怖がる必要はありません


それにしても、発熱って改めて考えてみると、凄い働きです。

人の体には「恒常性」と言って、いつでも同じ状態に体を保とうとする働きが備わっているので、普段は外気温が寒かろうが暑かろうが大体同じ体温に保たれています。

それを、あえて自ら崩して緊急事態に対応するのです。


「熱を下げる薬」は作れても、「熱(体温)を上げる薬」は存在しません。

体に備わっている機能って、本当に巧妙に出来ていて凄いとつくづく思います。


ちなみに、「風邪をひいた」と言っても、発熱せず、

・くしゃみが出る

・鼻水が止まらない

・咳が出る

・喉が痛い

など、諸症状のみ出ることがあります。


ウイルスの侵入を防ぎ軽症で済んだという場合もありますが、本当はウイルスが増殖していて発熱して治したいのに熱を出せないという場合もあります。


発熱は、治癒効果が高いのですが、はっきり言ってエネルギーが要ります。

子どもだと、すぱーんと高熱を出せますが、大人になると39度以上の熱を出すのはなかなか難しくなっていきます。

交感神経の緊張が強すぎる場合や、体力の低下や冷え、薬で抑えてしまう場合など、様々な理由で発熱までいかないということが起こります。


さて、長くなってしまいましたので、発熱以外の諸症状の対処法や、「風邪が治った後に体がスッキリ軽くなる」風邪の経過のさせ方(治し方)、風邪予防の乾燥対策については、また次回!


この時期の寒さは、冬よりも体を冷やしやすいので、温かい恰好でお過ごしくださいね。


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