後ろからの風にご注意!

更新日:2019年6月26日


梅雨時は、晴れの日がいつも以上に嬉しく感じますね。

青い空を見上げると、心がパッと晴れやかになります。

今月は、気圧や気温差の影響で自律神経が乱れやすいこともあり、不調の方が多くお見えになりました。


今の時期、電車やオフィス、飲食店など、ほとんどの場所で冷房がかかっています。

中には、誰に合わせた温度設定なのか、疑問に思うくらい冷やしすぎていることもありますよね。

キンキンに冷えた風が吹きつけてくると、もはや外気が恋しい程です。


今回はタイトル通り、「後ろからの風にご注意!」ということで、この時期の養生法について書こうと思います。


整体では、季節によって「冬は前からの風」「夏は後ろからの風」に当たらないよう気をつけること、という教えがあります。

これは整体の創始者とされる野口晴哉先生が、四季を通して沢山の方の体を観察した経験則からきている教えの一つです。


なぜ、冬と夏で気をつける方向が異なるのでしょう。

本能的にとる体勢を、ちょっと思い浮かべてみてください。


「うぅ~寒っ」というポーズ

「あぁ~暑い」というポーズ


寒いときには、体を内側に丸めますよね。

本能的に、前面にある内臓の熱を逃さないようにする恰好です。

特に、冬の冷たい風を前から受けると、心臓がその影響を受けやすいということがあります。


前からの風とは、例えば自転車やバイクに乗るときに、受ける風です。

冬は、しっかりコートの前を閉めて、マフラーを巻き、風を胸元に受けないようにすることで防ぎます。


逆に、暑いときには、胸を開いて脇を広げ、前面を広げる恰好をします。

これは、放熱を促し、暑さによって上がる体温をなるべく抑える恰好です。

緑の多いところで、さぁーっと吹く風を胸に受けると、なんとも言えない気持ちよさですよね。


でも、どうして前はいいのに、後ろから風を受けるのはダメなのでしょうか。

それは、後ろからの風だと、「汗の内攻」が起こりやすいからです。


汗の内攻とは、汗をかいた状態で冷風を浴びると、汗が体内に引っ込んでしまい、急激に体を冷やしてしまうことを指します。

「冷え」というと冬のイメージですが、「汗+冷風」で起こるのが「夏の冷え」の特徴です。

このとき前からよりも、後頭部や首筋、肩や背中などの背面へ風を受けたときの方が、汗の内攻が起こりやすいのです。


冷風を後ろから受けることで、血管は収縮し、血行不良が起こり、神経にも影響が出ます。

ちょっと冷やしたくらいで・・・と思いますが、侮れません。


・肩や首のこり、痛み

・めまい、頭痛

・目の異常

・咳が続く

・関節痛

・つる

・下痢

・体が重だるい、むくむ


・・・など、様々な症状が起こります。

普段から首肩まわりの血行不良を起こしている方だと、脳梗塞など大きな病気にも繋がる可能性もあります。


汗の内攻は、夜風や扇風機でも起こりますが、冷房のキンキンに冷えた風を長時間に渡って受ければ、尚更その影響は大きいでしょう。


「冷え性で冷房が苦手」「エアコンが効きすぎていると具合が悪くなる」という方は、ご自分でもう十分対策を取られているかもしれません。


逆に普段冷えを全然感じないという方は、ぜひ!下記の対策をしてみてくださいね。

実際に体は冷えの影響を受けているのに、慢性的に冷やして感覚が鈍っているために「寒い」「冷えた」と思わなくなっている、ということが多いからです。


<冷風対策3ヶ条>


①冷風を背後に受けない位置に移動する

(オフィスなど所定の位置が決まっている場合は諦めて②を徹底!)


②エアコンの効いている場所では、羽織りもの&首元にスカーフ・夏用ストールなどを巻く

(布越しと素肌に直接では、雲泥の差です)


③暑い屋外から室内に入るときは、ハンカチやタオルで汗を拭きとる

(汗の内攻を防ぎます)


たったこれだけです!

とても簡単で当たり前のようなことですが、それをするかしないかで、受ける冷えの影響は大きく違いますよ。


やむを得ず体を冷やしてしまったというときは、足湯(そくとう)が手ごろでお勧めです。

お時間のある方は、運動するか湯船にじっくり入るなどして、一度流れるくらいの汗をかくと、冷えの解消になりますよ。


結局のところ、やはり自分の「快・不快」のセンサーを日頃からちゃんと働かせることが大切ということですね。


その風が、心から気持ちよく感じるのなら大丈夫。

不快に感じるのなら、それは体にとって良くないということなので工夫をして避ける。

避けられなかった場合はアフターケアをする・・・体の声に気づくと、するべきことが見えてきますよ☺︎


セルフケアでは症状が改善しない場合や、慢性的な冷えで汗が全然出ないという場合は、どうぞ整体を受けにいらしてくださいね。

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