
ブログが亀の歩みのごとく遅い更新ですみません・・・
今日は食についての第二弾です!
前回は、「頭で食べないこと」でした。
食についての情報が溢れていますが、なるべく自分の五感を使って食べるものを選べたら・・・と自戒も込めて書きました。
さて、今回はもう一歩踏み込んで、体 に「いい・悪い」と「合う・合わない」の違いについて書こうと思います。
そもそも「体にいい」ってどういうことなのでしょう。
栄養価が高いものが「体にいい食べ物」?
無農薬・無添加なものが「体にいい食べ物」?
太りにくいものが「体にいい食べ物」?
お肌が綺麗になるものが「体にいい食べ物」?
・・・・・このように考えると、世にこれだけ「体にいい食べ物」の情報があふれているにも関わらず、決まった定義はなく、ずいぶん曖昧な表現ですよね。
仮に「体にいい食べ物」の定義を、
「健康を保つために、体に必要な栄養を豊富に含んでいるもの」
とすると、この「体に必要な栄養」というのは、常に変動します。
例えば、屋外で身体を動かして畑仕事をした日と、一日中室内で頭を働かせてデスクワークをした日では、必要とする栄養はきっと違います。
汗を流したり肉体疲労を感じれば、体は水分の多いものや塩っ辛い料理が食べたくなりますし、頭を使ったりストレスを感じれば、糖分やジャンクフードを欲したり・・・その日の行動が変われば、体が求めるものは変わります。
体が求める食べ物は、その日の行動以外にも、色々な要素の影響を受けます。
・年齢(若いころは脂っこいものをよく食べていたのに、今はあっさりしたものじゃないと受けつけないなど)
・季節(夏場は瑞々しい野菜、冬場はほくほくした芋栗南瓜が食べたくなるなど)
・体調(風邪で食欲のないときに、焼き肉なんて拷問です)
・生理周期や妊娠・出産(生理前は甘いものが食べたくなる、妊娠中すっぱいものが食べたくなるなど)
・好み(昔は○○が食べられなかったのに今は好き、と変化する場合も)
・食文化(ごはんと味噌汁など、育った土地の食文化)
上記のような様々な要素によって、その日その時に、自分の体にとって必要な栄養というものは変わるのです。
つまり、誰にとっても、どんなときでも「体にいい」と言える普遍的な食べ物は、存在しないのです!
そう考えると、食べ物を選ぶ際に大切なのは、「体にいい・悪い」という情報ではなく、その時々の自分に「合う・合わない」という感覚です。
こんなことをクドクド説明したのは、「体にいいから」と頭で考えて食べることが、時に健康にとってマイナスになっている場合があるからです。
どういうことかと言いますと、「体にいい」とされて食べているものが、実は自分の体に「合っていない」ことがあるのです。
例えば、一般的に「体にいい」とされている蕎麦ですが、蕎麦アレルギーの人が食べれば、命に関わりますよね。
これはかなり極端な話ですが、アレルギーとまではいかなくても、体に合わない食材というものが、誰しも多かれ少なかれあるのです。
ある方は、毎日の習慣で豆乳を飲まれていました。
理由をお尋ねすると「イソフラボンが女性の体にいい」と聞いて、飲み始めたそうです。
口内炎が度々できるとのことでしたので、一度やめてみることをお勧めしましたら、それ以来口内炎ができにくくなりました。
合わない食べ物を食べると、体に炎症が起こることがあります。
この方の場合、口内が炎症を起こして腫れたために、どうしても口の中を噛んでしまい、口内炎が絶えなかったのです。
このように、体に合わないものを食べ続けると、できものや湿疹が出るなど皮膚に影響が出たり、体外に排泄しようとして消化器系に負担がかかったりして、「体にいい」はずが、逆効果になるという悲しい事態に・・・
何か皮膚や胃腸などの異常を感じたら、一度食べ物を疑ってみて、食生活を見直してみることをお勧めします。
そしてもしも「体にいいから」という理由で食べ続けているものがあったら、これを機にやめてみてはいかがでしょう◎
「体にいい食べ物」情報があるとすぐ見てしまう方も、そうしたものにいちいち振り回される必要がないことに気がつくと、気持ちも体も自由で楽になりますよ!
さて、次回は総まとめとして、「毎日食べることのリスク」について書きます。
年号跨いでしまいますが・・・また令和でお会いしましょう^^;