
午前中から降りはじめた雪で、一面真っ白ですね。
外がすっかり雪国のようで、家にいながらなんだか旅行気分です。
さて今日は、流行中のインフルエンザについて書きたいと思います。
高熱が出て、症状も強く、重症化する恐れもあり、感染力も強い・・・とあって、風邪よりも「危険」なものという印象があります。
「ちょっとした風邪ひいて会社休めたらな~」なんて内心思うことあっても、インフルエンザにはかかりたくありませんよね。
予防のため、うがい・手洗い・マスク着用、更にワクチンの接種が推奨されていますが、それでも完全に防ぐことはできません。
ではここからは、整体の視点からみたインフルエンザについて書いてみます。
まず、整体では風邪とインフルエンザは同じものとして考えます。
背骨に起こる変化も、するべき操法も同じだからです。
左の骨盤を締め、冷えとりの操法と、風邪の急所である胸椎5番左3側、胸椎10番左3側の調整をします。
そして過ごし方も同じです。解熱剤を飲まず熱をなるべく出すこと、無理に食べないこと、平熱より下がったときに休養をとるなどです。(また今度詳しく書きます)
また、整体では風邪もインフルエンザも、根本の原因は身体にあると考えます。
インフルエンザはインフルエンザウイルスを・・
花粉症は花粉を・・
アレルギーはハウスダストや食べ物を・・
悪者扱いし、それらを如何に取り込まないようにするかや、起こる症状を抑えることに目が向けられがちです。
もちろんそれらの物質は要因ではありますが、同じ環境にいても全員が発症するわけではないということは、根本の原因はそれらに反応する身体の方にあるということです。
風邪やインフルエンザについて言えば、
・食べ過ぎが続いて左の骨盤が開いていた
・寒い中薄着で過ごして身体を冷やした
・疲労が溜まって右の骨盤が下がっていた
・水分摂取が十分でなかった
・頭の緊張が強く唾液が減っていた
など風邪をひきやすい状態の身体にあれば、ウイルスが入ったとき発症しやすく、また症状が重かったり長引いたりしてしまいます。
逆に身体が整って免疫力・抵抗力が正常に働けば、隣でゲホゲホ咳をされようとも発症しない、もしくは軽度の症状ですむでしょう。
外からの脅威を防ぐのはなかなか難しいですが、自分の身体を整えておけばいいのだと思うと、少し気が楽です。
ちなみに、風邪をひいて熱を出すと自然と背骨が整うので、整体師は人が風邪をひいたと聞くと羨ましがります(笑)
人間の身体って本当によくできているなぁと感心することしかりです。
今夜遅くまで雪が降り続けるようですので、明日外に出られる方はどうぞお足元お気をつけくださいね。