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水分の取り方

更新日:2019年3月24日



前回 、乾いた体に起こることを色々と書いてみましたが、当てはまるものはありましたか?

実は、爪の周りにいつもささくれができる・鼻水がよく出る・尿の色が濃い、そして冬はよく静電気がピリッと走るという、正に水分不足のカラカラ女だったのは、何を隠そうこの私です(^^;

食事のときも飲み物は全くなくても大丈夫で、お茶もあまり好きではなく、喉が渇いているという感覚も乏しく・・・今思えば日々水分不足だったと思います。

でも、お話してみると、私と同じように水分摂取が苦手・あまりできていないという方結構多いのですね。

「もう少し飲んだ方がいいとは思うのだけど、なかなか気が重くて・・・」

私も、最初は飲むのが辛く感じたのですが、2週間くらいで段々と慣れました。

そして何より、体の調子がいいのです。

目覚めがいつもと違う。 そのことが、続けるモチベーションになりました。 

そして、続けているうちに上記のような症状が減っていきました。

体の乾きを感じている方は、これを機に改善してみませんか?

ということで、今回は「水分の取り方」について書いてみます。

まずは、そもそもどれくらい水分が必要なのかを、考えてみましょう。

大人の体の約60%が水分と言われています。

50㎏の人ならそのうちの30㎏分が水分(=体液)・・・そう考えると随分多いですね。

ちなみに子どもはもっと多い約70%、高齢になると減って約50%です。

年齢によって段々少なくなっていくことを考えれば、水分を体にたくさん保持できるのは若さの指標とも言えます。

でも、さすがに水分のすべてが一日で入れ替わるわけではありません。

一体一日でどれくらいの水分が出ていくのでしょう。

体から水分が出ていく経路というと、尿や汗が思い浮かぶと思いますが、それ以外にもあります。

・不感蒸発(感じないけれど常に皮膚から水分は蒸発しています)

・呼気(目には見えないですが水分を含んでいます)

・便(通常の便の70~80%はなんと水分です!)

体格にもよりますが、それらすべてを合わせると一日2ℓ以上の水分を排出していることになります。

わー。

一日2ℓも水を飲むなんてとても無理!

と思った方、ご安心ください、もう少し減ります〜

食事に含まれる水分と代謝するときに生まれる水で800㎖程度あるので、飲料として飲むべき目安量は約1~1.5ℓです。

ちなみに、我が家の形の違うマグカップを3つ測ってみたら、どれも8割水を入れた状態で200~250㎖でした。

マグカップなら、1日に5、6杯程度の量というイメージです。

さて、飲み方にはちょっとした整体流のコツがあります。

◯10月~12月末まで:食事の際汁物を積極的に飲む、白湯を飲む

◯正月以降:常温(=この時期水道から出てくる冷たい水)をこまめに飲む

基本的には、常温の水(時期によって温度は異なる)でいいのですが、秋~冬前半だけは暖かいものを飲むのが、整体の教えです。

とくに、鍋やおでん、みそ汁、スープ、麺類など食事の際に、暖かい汁物をたっぷり飲むといいのです。

それに加えて、合間に白湯を飲みます。

そして正月以降は、今度は冷たい水(この時期の常温)を飲みます。

一度に飲むと、体に吸収されずらいので、こまめに分けて飲むのがコツです。

真冬に冷たい水!?と驚かれるかもしれません。

でも身体は、いつも季節先取りで準備をしています。

この時期にはもう、春に向けて体が緩む準備をはじめています。

冷たい水を飲んで、きゅっと体が引き締まると反作用で緩みやすくなります。

意外と、この時期の冷たい水はおいしいものですよ。

このお話をすると、「水や白湯じゃないといけないの?」とよく聞かれます。