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五月病

更新日:2021年5月8日



すっかりご無沙汰しておりましたが、久々の整体ブログです!

いつも季節的な体の変化について書こうと思いながら、後手に回ってしまいますが・・・

珍しく少~し先取りで^^ 今回は「五月病」について書いてみようと思います。

春は、進学や就職、転職、転居などで、新しい環境に変わる方が多い季節です。

4月に心機一転、「よ~し、頑張るぞ!」と思っていたら、5月のゴールデンウィークが明けた頃から、なんだかやる気が起こらず、会社や学校に行きたくない・・・

医学的な病名ではありませんが、このような状態がいわゆる「五月病」です。

症状は、意欲低下だけでなく、朝起きられない・体がだるい・頭痛や腹痛・思考力や集中力の低下・食欲不振(または過剰)・不安感・睡眠障害など・・・人によって様々です。

新入社員では、研修などが終わった6月頃に起こり、「六月病」と呼ばれることもあります。

いずれにしろ、新しい環境でのストレスや疲労が原因となって、起こるものと言われています。

この整体では、五月病の原因は「左の骨盤が開いたため」と捉えています。

左の骨盤は、自律神経のうち交感神経の働きと連動し、日中の活動を支える「やる気」と関係します。

左の骨盤に、しっかりと弾力があれば、日中は交感神経によって「やる気」のスイッチがオンになり、夜は抑制されて、副交感神経優位に切り替わり、休息モードになります。

しかし、左の骨盤が開き、締まる力がなくなってくると、日中は活動する元気が出ず、夜も上手く休めないので翌日もだるく・・・と負のスパイラルが始まります。

交感神経の働きの低下と共に、様々な不調が起こります。

ではなぜその状態が起こるのでしょう?

理由は色々ありますが、「五月病」に一番関係するのは、ずばり「季節」です。

骨盤の状態は、季節と共に日々変化しています。

冬の間は、寒さに適応するため骨盤は締まる傾向にあります。

しかし、冬も終盤になると、今度は夏に向けて熱を放出できる体になるため、骨盤が開いていきます。

その開く働きで、交感神経の働きが低下し、やる気が起こりにくいのが春。

春になると、なんだか頭がぼぉ~っとするは、気のせいではなく季節のせい、という訳です。

「春眠暁を覚えず」と言いますが、これも骨盤が開いて眠りが悪くなるためで、「寝ても寝ても眠い」のも、この季節らしい体の変化です。

でも、それくらいなら「ああ春だなぁ」と思えば良いのですが・・・

「季節」ということに加えて、春の頑張りがきかない体で無理をして限界がきたり、慢性的な食べ過ぎ・運動(特に歩行)不足・寝過ぎや二度寝などの「骨盤が開く習慣」が重なったりすると、骨盤が開き過ぎることがあります。

そうなってくると、意欲低下などの状態が強く、かつ長期的に表れ、生活に支障が出るくらいになってしまいます。

ちなみに逆のパターンで、骨盤がスムーズに開いていかない場合は、花粉症になります。

(併発する場合もあります)

どちらも、体が自ら調整しようとしている証で、悪いことではないのです。

五月病のように意欲が下がって省エネモードになることで、体はエネルギーを回復し、ゆくゆくはまた意欲を取り戻します。

花粉症のくしゃみをしたり、鼻水や涙を出したりといった症状は、夏の体に衣替えするにあたり、ネックとなっている「部分的な緊張」を緩める働きをします。

只そうは言っても、忙しい現代生活の中で、それらの状態をやり過ごすのは結構大変ですよね^^;

そんな場合は、やはり体を整えて自律神経の働きを高めると、症状が軽くなり、期間も短く済むのでお勧めです。

その場合には、弾力が出るよう左の骨盤を締め、頭に血が行きやすいように関連する後頭骨・胸椎1・9・左の母指球などを整体します。

頭がスッキリして、やる気が湧いてきます。

但し重度の場合は、何回か繰り返し整える必要があります。

そんなこんなで春は、胸を広げてウキウキわくわく、ふわふわ~っとした気持ちで、手抜きをしてのほほんと過ごすと、本当は良いのです。

食も睡眠もほどほどにして、春を見つけにお散歩に出かける・・・と。

でも、今年はコロナ禍で、恐らく真逆の生活となった方が多いのではと思います。

マスクをつけて呼吸は浅く、胸は縮こまり、在宅でオンオフが曖昧になり働き過ぎ、外出が減って運動不足、眠りも悪くなり、ストレスが溜まって暴食に走る・・・

なんてことになれば、そりゃあ不調にもなります~

どうも最近やる気が出ない・・・という方はどうぞ整体を受けにいらしてく